行政書士合格指南

行政書士試験の直前対策です

出るぞ、憲法20条(選択肢の切り方テクニック)

やはり、政教分離など、憲法20条は臭い。出題可能性は極めて高いと思われる。

 

伊藤塾問題集第一回目の第五問は良問!

これはそのまま出るかもしれない。

 

選択肢の切り方について一言

法律はルールですから、例外はある。例外のないルールはないと言います。

ですから、「必ず~する」とは「常に~である」といった100%表現や

「全く~でない」とか「一切~でない」という0%表現は✖になるわけですな。

この点、本問でも「一切許さない」とか「一切伴わない」というフレーズは、一般に×フレーズとしてこれを切りますね。つまり、1の政教分離原則は✖。政教分離は国家と宗教との関係を一切許さないわけではない。

 

では、答えは何か、となると、3か4あたりか考えた人もいるでしょう。

 

2の剣道拒否事件や、5の愛媛玉串は、それぞれ、「政教分離に反する」や「社会的儀礼」だとする結論から✖だということは初学者でもわかる

 

微妙なのは、3に「一切伴わない」とあることで、そこまで最高裁は言い切ったのかな、と思ったかもしれません。しかし、オウム真理教事件ですから、ここまで決然とした態度を最高裁は示したわけですよ。これが〇

 

4の自衛官合祀事件は伊藤正巳の反対意見がついたほどの保守的な判決だとしても、「信教の自由を妨害するものであっても寛容でなければならない」とまで言い切ってませんね。

 

たしかに、判例の中には、「一切~ない」と言い切るものは少ないですが、皆無ではない。その少ない判例をついてくることはあり得ますので、オウム真理教事件、もう一度読み返しておくべきしょう。

 

次の判例は要チェック

オウム真理教事件

自衛官合祀事件

▲愛媛玉串訴訟

✖津地鎮祭事件

△加持祈祷事件

△牧会活動事件

△空知太事件

 

やはり本命はオウム真理教、対抗は自衛官合祀

穴は愛媛玉串でしょうかね

 

自衛官合祀事件の伊藤正巳の反対意見も読んでおくべきです。これが肢に出たら✖ですからね。反対意見なんで。